宮崎・高千穂の中心地で2月11日、「建国まつり」が行われる。
神武天皇の即位した日とされる「建国記念の日」にちなみ、神話にまつわるスポットが点在する高千穂町で今年35回目となる同祭が開かれる。
2月9日には前夜祭として「神様コンテスト」を開催。事前に募集した出場者の中から「神様」として、「神武天皇」「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」「猿田彦命(サルタヒコ)」、女神様として「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)「吾平津姫(アヒラツヒメ)」「天鈿女命(アメノウズメ)」を選び、当日の「神々パレード」に参加する。古代の衣装に身を包んだ総勢600人が高千穂神社からくしふる神社まで1.4キロメートルの道のりを練り歩く。
メイン会場では、大釜で作る名物「だご汁」の振る舞い、22店舗が飲食や土産物の販売を行う。神話になぞらえ行う綱引き大会「職場・グループ対抗国引き大会」、商品券や特産品を景品として用意する「福引抽選会」、小学生以下を対象としたスタンプラリーも予定する。
同祭担当者の甲斐雅輝さんは「神話の里、高千穂らしい祭りなので、町民や観光客の皆さんに神話について改めて感じてもらえたらうれしい。ぜひ足を運んでいただけたら」と話す。
開催時間は9時30分~16時。パレードは当日参加もできる。受付は10時から高千穂神社の駐車場で行い、スタートは11時~。問い合わせは高千穂町企画観光課内建国まつり実行委員事務局(TEL 0982-73-1207)。