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椎葉村「上椎葉ダム」で初の観光放流 「閣下」の異名、堤体で「ダムカレー」販売も

総貯水容量9155万立方メートルの「上椎葉ダム」

総貯水容量9155万立方メートルの「上椎葉ダム」

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 九州電力宮崎支社と椎葉村役場が11月16日、「上椎葉ダム」(東臼杵郡椎葉村)の観光放流を初めて行う。

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 長さ341メートル、高さ110メートルを誇る大規模アーチ式ダムの同ダムは1955(昭和30)年に建設された発電用ダム。当日は、競技用50メートルプールの約40杯分に相当するという9万6000立方メートル分の貯水を70分間にわたり放流する。

 九州電力宮崎支社の小玉博文さんは「当社で初めて地域振興の一環として観光放流を行う。上椎葉ダムは完成当時、放水の高さ日本一を誇り、富山県にある黒部ダムのモデルになった。そのため、ダムの愛好家からは尊敬の念を込めて『閣下』とも呼ばれている。宮崎が誇る歴史的建造物の雄大さと秋深まる椎葉の豊かな自然を感じ、放流のダイナミックな姿を見ていただきたい」と話す。

 上椎葉ダム堤体では当日、上椎葉ダムにちなんだ「ダムカレー」「ダムカレンダー」「ダムグッズ」のほか、地元特産の「そばずし」「豆乳プリン」などを販売する。希望者には「ダムカード」を配布する。

 放流時間は13時30分~14時40分。問合せは、椎葉村観光協会(TEL 0982-67-3139)、九州電力宮崎支社技術部日向土木保修所(TEL 0982-55-2431)まで。

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