宮崎・日向の耳川広域森林組合(日向市東郷町)が2020年1月8日~10日、林業に従事する「山師」を募集するため宿泊体験ツアーを行う。
宮崎県はスギの生産量が28年連続で日本一。中でも県北の耳川流域は特に林業が盛んだが、担い手不足に悩む。同組合も高齢化が進んでおり、若い人に山の仕事の魅力を知ってもらおうと現地視察を含む、宿泊イベントを企画した。
耳川広域森林組合部長の黒田明さんは「日向市は海と山が近く、サーフィンでも人気のエリア。サーフィン移住した後の仕事として、山師を選んでもらうのもいい。山師の仕事は朝が早いが、その分夕方はサーフィンを楽しめる」と話す。「若い人が稼げる仕事でもある。大自然の中で豊かな森を守る仕事のやりがいや山の魅力をたっぷり紹介したい」とも。
林業がもたらす自然への影響など林業と地球の営みについて学ぶほか、実際に日向市内の松林で下草刈り体験を行う。同組合に所属する30代の若手山師などから、仕事の内容や職場の雰囲気、やりがい、プライベートの過ごし方などのリアルライフを聞く交流会も予定されている。
1月8日13時に日向市役所集合、同10日11時30分に解散。参加無料。開催時間は11月8日=19時~20時半、9日=14時~15時半。参加費無料。
11月8日、9日は福岡・博多駅前のスタートアップカフェ「BASES」(博多区博多駅東1、TEL 092-441-7716)で山師募集のUIJターンイベントを開催する。8日=19時~20時半、9日=14時~15時半。参加無料。運営事務局、担当・江原太郎さん(TEL 080-4467-0371)まで。