日向市中央公民館(日向市中町)で8月24日、「男の料理教室~男子厨房にはいる!えっ?市長も!?~」が行われた。主催は日向市男女共同参画社会づくり推進ルーム協議会。
内閣府男女共同参画局が2017年6月から実施する「おとう飯(はん)」を推進する事業の一環として開催した。「おとう飯(はん)」とは子育て世代の男性の料理参画への第一歩として。簡単で手間を掛けず、多少見た目が悪くてもおいしい料理のこと。料理に対する技術的、心理的なハードルを下げる意図がある。
今回、市内の20~80代の男性16人が参加し、宮崎県栄養士会理事・黒木直子さんの指導の下、「鶏肉のピカタ玉ネギソースかけ」「カレーサラダ」「クリームコーンの卵スープ」「トマトピクルス」の4品を4つの班に分かれて調理した。玉ネギのみじん切りをソースにする過程で調味料の計量に戸惑う様子も見られたが、班で協力しながら料理し、笑顔がこぼれていた。
指導した黒木さんは「簡単だけど夏らしいメニューにした。レシピは働く男性のために、酢や玉ネギを使い、夏の疲労回復ができればと考案した」と話す。
20代の参加者は「普段、親子丼などは作るがこんなおしゃれな料理を作るのは初めて。難しい部分もあったがおいしくできた」と笑顔を見せる。他の参加者も「ソースがおいしかった。家でも作って試したい」、「大人数で料理を作り、楽しかった。妻や子どもにも食べさせてあげたい」、「盛り付けも大事だなと感じた」などと話す。
十屋幸平日向市長は「手間を掛けずにできる『おとこ飯』で料理を作る楽しさを感じた。妻に一言、ありがとうと伝えたい」と話した。