宮崎・日向のパン・菓子店「みずわき」(日向市北町、TEL 0982-52-2394)が8月24日・25日、「真夏のパン祭り」を開催する。
2018(平成30)年に創業者で先代の水脇宗晴さんが「あんドーナツ」を作り始めて、50年を迎えたことをきっかけに始まったイベント。今年は日向市特産のかんきつ類「へべす」を使い、新たに開発した「へべすのシトラスケーキ」(1,620円)、「へべすのグラッセ」(756円)を発表する。ほかに季節限定で販売している「へべすのパイ」(270円)、「へべすのドレッシング」(540円)、かき氷「へべすのグラニテ」(イベント限定価格、250円、店頭のみ)も提供する。
店主の水脇秀遠さんによれば、へべすのシトラスケーキはアーモンドパウダーや生クリームなどの材料を使い、農薬不使用で栽培したへべすの果汁やピールを生地に混ぜ込んだ。ケーキの上にはシロップ漬けにした輪切りのへべすとへべすの果汁を使いアイシングで仕上げる。へべすのグラッセは約3個のへべすを輪切りにし、香りを残すために半ドライにしたという。
水脇さんは「『まちの駅 とみたか』にパンを毎日卸していて、その時に日向ならではのお土産用の菓子を新たに作りたいと思った。約1年かけて、ようやく完成した。最初にシトラスケーキに取り掛かったが、試作品を作っている時に輪切りのへべすにグラニュー糖をかけて食べてみたら、とてもおいしく、これがグラッセの誕生するきっかけになった。県外のお客さまにはまだまだへべすが知られていないので、新商品をきっかけに知ってもらえたら」と笑顔を見せる。
同イベントではパン全種を1割引きで販売し、24日はイモあんが入った「いもパン」(54円)、25日は「クロワッサン」(54円)を限定各100個販売する。
イベント開催時間は9時~17時。営業時間は7時~18時。水曜、第3日曜定休。