日向市役所(本町)で8月16日、アメリカ・ハワイ州にホームステイする「日向市小学生夏休みハワイ派遣団」の出発式が行われた。
英会話による実践的コミュニケーション能力や国際感覚の向上を図ろうと、日向市内の小学5~6年生を対象に2007(平成19)年から隔年で行っている同取り組み。今年は40人の応募の中から8人が選ばれ、同州パール市で5日間のホームステイとモミラニ小学校での授業に参加し、国際交流を図る。
派遣団の一員で大王谷学園初等部6年の林優花さんは「父親に小さい頃から海外に交流する機会があればチャレンジすべきと言われていた。世界中の人たちと話ができたらすてきだと思い応募した。特技であるピアノや習字を生かして交流し、ハワイの生活を体験して、もっと英語に興味を持ちたい。今回の機会を有意義なものにし、将来日向市と外国人の架け橋になりたい」とあいさつした。
今村卓也日向市教育長は「台風10号も過ぎて、いい天気の中で安心して出発できる。言葉が分からなくて困ったりすることもあると思う。内にこもらず、手を大きく広げて笑顔でジェスチャーし、自分の気持ちを伝える努力をしてみると相手との距離も縮まる。これから先、皆さんの将来にわたって長く交流できるハワイの友だちを見つけてほしい。そして派遣団同士の絆も深めてほしい」と話した。
引率者は、日向市学校教育課課長補佐の松下修士(のぶお)さんと、市内の小学校教諭、外国語活動アドバイザーの2人。松下さんは「これから経験することは皆さんにとって大きな学びになると思う。視野が広がり、世界を知ることができる。とにかく楽しもう」と話した。
派遣団は16日夜、成田空港を出発し、ホノルル空港には現地時間の10時に到着予定。モミラニ小学校の児童と交流した後、各ホームステイ先の家族と共にハワイ観光などを行う予定。
解散式は8月22日、日向市役所で行う。