全国高等学校総合体育大会・男子ソフトボール競技の開会式が8月5日、日向市文化交流センターで行われた。
全国から42の代表校と、役員や審判、約1500人が集まった同大会。宮崎県からは県代表として日向工業高校と、開催権枠で日向高校が出場する。昨年の優勝校、福井県代表の啓新高校が優勝旗返還を行い、日向市の十屋幸平市長や日向高校3年の橋口景奈さんが宮崎県高校生活活動推進委員会を代表して、歓迎のあいさつを行った。大会関係者によると、日本ソフトボール協会は今年創立70周年を迎え、今大会が令和元年の開催ということで、優勝杯と準優勝杯を新調したという。
選手宣誓は選手を代表して日向工高キャプテンの小野弘稀さんが行った。「熱心にご指導してくださる先生方、どんな時も強い味方でいてくれる家族、大会を運営してくださる方々、たくさんの方々に支えられている。感謝の気持ちを忘れず、大好きなソフトボールができる喜びを胸に、勇気と感動を届けられるよう最後まで全力で戦い抜くことを誓う」と宣言した。
セレモニー後は、宮崎県のご当地キャラクター・みやざき犬の「かぁくん」が登場し、富島高校の郷土芸能部「やまび鼓」による太鼓や笛の演奏とコラボパフォーマンスを繰り広げ会場を沸かせた。
8月6日は台風の影響で試合がすべて中止となったため、7日から試合が始まった。1回戦で日向は滋賀県代表の栗東に4‐0で勝利。2回戦に登場した日向工は徳島県代表の徳島科学技術に14‐4で勝った。8日は2回戦の残り試合が行われ、9日は3回戦、準々決勝が行われる予定。会期に余裕がないため、ベスト4の高校すべてが同時優勝となる。日向工が勝てば21年ぶり、日向が勝てば初の優勝となる。