宮崎・日向のラーメン店「丸一ラーメン」(曽根町、TEL 0982-52-8341)が6月1日、夏季限定メニュー「冷やしぶっかけ」の提供を始めた。
しょうゆラーメンに2種をトッピングした、「へべすショウガラーメン」
両親が創業し、現在は息子で2代目店主の矢北勇二さんと妻、加奈子さんが切り盛りする。勇二さんによると、同店のラーメンはしょうゆベースのあっさりとしたスープのため、夏でも客が減ることはないが、暑い日にさっぱりと食べてもらえるラーメンはないかと考え、新メニューを考案したという。価格は一杯=800円。
加奈子さんは「昨年とても暑くて、お客さんから『冷たい麺が食べたい』と言われ、提供してみたいと思っていた。チャーシューにひと手間加えた炙りチャーシューを中心に、レタス、モヤシ、錦糸卵などを載せた。お客さま自身が豪快に混ぜて食べてほしい。うちの店では初めての冷やし麺だが、お客さまの反応も上々。暑い日に食べてほしい」と笑顔で語る。
同日、日向市特産のかんきつ「へべす」の解禁に合わせ、名物メニュー「へべすラーメン」の販売も始まった。2017年の創業40年を機に、へべすのトッピング(50円)を始め、今では同ラーメンを求めて、県内外から客が来るようになった。しょうゆ味の「ラーメン」、「しおラーメン」(各600円)、みそラーメン(650円)の3種すべてにへべすをトッピングできる。
勇二さんは「通常のせているレモンを『へべす』に変えてみたのがきっかけ。分厚い輪切りにしているので、果肉をつぶしたり、絞ったりして食べていただき、へべすの香りを楽しんでほしい。すりおろしたショウガのトッピングを加えて、へべすショウガラーメンにするのも、さらにさっぱりしておいしい」と話す。ショウガのトッピングは50円。
営業時間は、11時~15時、17時~20時。木曜定休。冷やしぶっかけ、へべすラーメンの提供はともには9月末まで。