デザインを活用した「地域創生」の手法を学ぶ講座「Rethink Creator Project」が6月2日、日向市産業支援センター「ひむか-Biz」(鶴町、TEL 0982-66-6690)で行われる。
インターネット広告の企画、制作、クリエイター育成事業を手掛ける「クリエイターズマッチ」(東京都渋谷区)が主催する。JT(港区)が推進する「JT Rethink Project」の一環。
「Rethink」は「考え直す」「視点を変えて考える」の意味。当日は、「Rethink」をキーワードに、多様化する価値観から生み出される新しい文化やライフスタイルからデザインの基本を学ぶ「Rethink講座」、参加者がデザインを考える「Createワークショップ」を展開する。「クリエイターの地産地消」として、地域のクリエイターを増やすことを目的に、地域資源や特産品、名勝などを違う視点から見つめ直すことで新たな魅力を発見し、デザインによる地域創生の道筋を考える。
2018年度は全国9カ所で行い、本年度は24カ所に開催地を拡大した。講座の第二タームは6月1日から行う。当日は「クリエイターズマッチ」デザイナーの羽室吉隆さんが講師を務めるほか、デザイン会社「マウンテン&バレー」(日向市北町)の伊森参議さんが登壇する。
羽室さんは「地方には発信する人が少ないだけで、知られていない、すてきなところがたくさんある。悲しいことだが、別の見方をすれば可能性があるということ。デザインが多くの人に知ってもらうための手段であることを受講者に伝えたい。デザインをしたことがない人も歓迎。日向に住んでいる人、日向に親しみのある人は地元の魅力を教えてほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は13時~15時30分。参加無料。申し込みはひむか-Biz、または「Rethink Creator Project」公式サイトまで。