宮崎・日向の碁石メーカー「黒木碁石店」(日向市平岩、TEL 0982-54-2531)が5月11日、すみれ色と若葉色の碁石セット「すみれご」を発売する。
日向市は日本唯一の高級碁石「はまぐり碁石」の産地。2018年、新たなファンを獲得したいとピンク色と薄緑色の碁石セット「さくらご」を発売し、好評を得た。今回は、それに続く第2弾商品として同セットを考案。先日誕生した囲碁界史上最年少のプロ棋士、仲邑菫(なかむらすみれ)初段へのお祝いの意味も込めたという。
すみれ色と若葉色に染色されたはまぐり碁石、各42粒に布製の碁盤を付け、ペットボトルサイズほどの筒状容器に入れ、ふたにはスミレの花びらをあしらった。
同店を経営するミツイシの黒木宏二社長は「スミレは仲邑初段の名前であるとともに、日本人にとって昔から親しみのある花。『万葉集』にもスミレの歌が記され、令和の時代にぴったりの花ともいえると思う。スミレの花言葉は誠実、謙虚だということなので、贈り物にも使っていただけるのでは」と話す。
価格は6,990円。限定10セット。店頭販売のほか、ホームページでのネット販売も行う。