日向市の「米ノ山」「櫛ノ山」(以上、日知屋)など花見の名所で3月29日、桜が開花の見頃を迎えている。
宮崎地方気象台(宮崎市)が3月22日、桜(ソメイヨシノ)の開花宣言を発表し、宮崎県は昨年より6日遅く、平年よりは2日早い開花となった。日向市でも開花宣言から1週間がたち、米ノ山では満開の木もあり、櫛ノ山では8分咲き、庄手川公園(日知屋)では、まだ1分咲きとなっている。
櫛ノ山を訪れた50代女性は「大阪府から82歳の母の介護で一時帰省している。母と一緒にお倉ヶ浜を見渡せる場所がないかと探して、約40年ぶりに櫛ノ山に来てみた。こんなにきれいな桜が咲いているなんて知らなかった。大阪と違い、気候が穏やかで、コートがいらないことに驚いている。ゆっくりと花見をしたい」と笑顔を見せていた。
宮崎気象台の予想によると、宮崎県北部平野部は今週末の30日は曇りだが、日中の最高気温は平年より高く21度で、花見が楽しむにはよい日よりになりそうだ。