宮崎・日向の「ゆるカフェ223」(曽根町、TEL 0982-54-9268)が3月1日、オープンして3周年を迎えた。
2016年に店主・塘(つつみ)米子さんが、福祉施設で介護の仕事をしていた経験から「一人で暮らす高齢者や、寂しさを感じている人のために居場所を作りたい」と62歳の時に開業。店名は、ゆっくりとくつろぐという意味の「ゆるり」に塘さんの名字を数字に置き換えた「223」を加えて付けた。
塘さんは「この3年でいろいろなことが経験できた。経営も初めてで、やってみて分かったことがたくさんある。安心で安全なものを提供したいと食材を選び、バナナのシフォンケーキはオイルフリーにしている。毎朝5時からケーキを焼いたり、野菜を切ったり準備をするのは大変だが、野菜がおいしいとドレッシングも付けずに食べてくれる人や、シフォンケーキもリピーターが多く『おいしかった』という一言がうれしい。4年目、5年目に向けて自分自身が楽しめる状況をつくりながらやっていきたい」と話す。
1日10食限定の「ゆるカフェセット」(600円)は、自家製パンのトースト、または手作りのシフォンケーキから選べ、ハムやスパゲティサラダ(またはポテトサラダ)、5種類の野菜のサラダ、ゆで卵、飲み物付き。100円増しで、手作りのカボチャスープ、コーヒーゼリー、アイスクリームから1つを選んで加えられる。
生産段階から品質管理された豆を7~8種類用意する「スペシャルティーコーヒー」(各350円)は、ペーパードリップで入れる。「アーモンドタルト」(300円)、「バナナジュース」(350円)、「リンゴジュース100%果汁」(350円)、「ホットサンド」(400円)も用意。塘さんによると、地元の茶店「谷岩茶舗」の茶葉を使った食後のサービスの煎茶が評判という。
営業時間は10時~17時。日曜、第2・4土曜定休。