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宮崎・延岡で「焼き芋自動販売機」 不動産会社が就労支援施設とコラボ

自販機の前でホカホカの焼き芋を持つ同社、山口勝久専務(右)とスタッフ

自販機の前でホカホカの焼き芋を持つ同社、山口勝久専務(右)とスタッフ

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 宮崎・延岡市で3月6日、不動産会社「和光産業」(古城町)が自動販売機で焼き芋の販売を始めた。

自販機で買える「農福やきいも」のパッケージ

 自販機の設置は同社・代表取締役の児玉雄二さんが2018年6月に発案。サツマイモの栽培、収穫から焼き芋への加工までを就労支援施設「めだかファミリーグループ」が行い、販売を同社が担当する。「農福やきいも」と名付けた。

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 児玉さんは「以前から会社で地域の社会福祉活動に参加している。私の息子が障がい者で施設に通所していることもあり、高齢者や障がい者の雇用促進ができないかと考えていた。5年前に亡くなった父の畑を継ぎ、農業の勉強をして、3年前から畑を福祉施設の就労場所として活用してもらっている。社の近くの学校に通う学生などさまざまな人に焼き芋を食べてもらい、福祉や地域の活性化につなげたい」と話す。

 和光産業の社員で、就労支援のサポートを行う山内康隆さんは「焼き芋が自動販売機から出てくるのは面白くて楽しい。農業は天候に左右される仕事だが、焼き芋を自販機で売ることで、晴れた日は畑仕事、雨の日は焼き芋の加工と安定して作業ができ、収入も安定する。農業を通して社会福祉に貢献していけたら」と笑顔を見せる。

 焼き芋を買った20代女性は「自販機でお芋を買うのは楽しい。味もホクホクしていておいしかった」と話す。

 サツマイモは「安納芋」「紅はるか」「シルクスイート」の3種を使い、時期に応じて1~3種を販売する。温かい焼き芋と冷たい焼き芋を提供する予定。今後、延岡市の繁華街を中心に自販機を5カ所設置する予定。価格は1本=210円。

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