宮崎・日向の大王谷コミュニティセンター(日向市亀崎東)で2月9日、よりよい地域社会の実現を目指すフォーラムが開かれる。
「福祉のまちづくりフォーラム」として毎年開かれているもので、今回は働きづらさを感じている人に注目し、「働くことからはじまる地域共生社会」をテーマに開催する。子育て中の人、家族を看護、介護中の人、高齢者や障害者などが働きたいときに直面する問題、働く現場の現状などを知り、これらの人たちが活躍するにはどうしたらいいかを考える。
京都橘大学健康科学部教授の小川敬之さんによる講演のほか、障がい者を雇用する清掃会社「グローバル・クリーン」社長の税田和久さん、「とうきゅう農園」施設長の石田あやさんが実例報告を行う。最後に参加者が意見交換し、情報共有を図るグループディスカッションも予定している。
税田さんは「清掃会社という不人気業種で起業したため、私にとって障がい者や高齢者を雇用するのは必要不可欠だった。実際に雇用してみると、社会的弱者と呼ばれている人たちにも得意なことがあり、一緒に仕事をしていて楽しい。業界を問わず、人手不足の現状があるので、ぜひ私たちの事例を聞き、働きづらさを感じている人たちが活躍できる環境を作ることができるよう、経営者の皆さん、働きにくさを感じている人などたくさんの方にお越しいただきたい」と話す。
開催時間は13時30分~16時30分。入場無料。