日向の中心市街地などで2月1日から、商店主らが講師を務める少人数制講座イベント「日向まちゼミ」が始まる。
「まちゼミ」は店主や従業員がプロならではの知識や趣味を生かし、自分の店で講座を開く商店街活性化事業。店の存在、特徴、店主の人となりを知ってもらいながら、客との信頼関係を築くことが目的で、日向市では初めての開催となる。
「日向まちゼミ」では1カ月にわたり、「たべる」「つくる」「まなぶ」「きれい」「健康」の5ジャンルで25店が25講座を1~3回ずつ、延べ53回開く。
カフェによる「カフェで書道教室」、総菜・弁当店による「時短!自然食品店のパパッと常備菜づくり」、ペットサロンによる「超簡単おうちケア 愛犬ブラッシング術」、写真店による「写真談話室 テーマ『カメラをやめるな!』」、写真店と訪問美容師がコラボした「ちょっぴりお洒落(しゃれ)した自分らしい終活写真」などを用意する。
実行委員長の明神勝彦さんは「最初に愛知県岡崎市で『まちゼミ』という仕組みを始めた松井洋一郎さんの話を5年ほど前に聞き、これはいい企画だと思い、いつか日向でやりたいと考えていた。ようやく実現できてうれしい。個人商店は対面販売が強みで、密なお付き合いができるが、お店を知っていても入ったことがない、敷居が高いと言われることもある。日向まちゼミをきっかけに。お店のファン、町のファンになってもらえれば」と期待を寄せる。
受講無料(一部材料費が必要)。受講には事前申し込みが必要。1月26日から講座実施店で受け付ける。問い合わせは日向商工会議所(TEL 0982‐52‐5131)まで。2月27日まで。