宮崎・高千穂のカフェ「月と木馬」(西臼杵郡高千穂町三田井、TEL 0982‐82‐2816)が12月28日、1周年を迎えた。
兵庫県神戸市出身で福岡県から移住した池田玲子さんが、築40年の昭和の民家をリノベーションしてオープンした同店。地産地消の食材を使い、化学調味料を使わないことをモットーにしている。水曜、木曜を池田さん、金曜、土曜、日曜を「matoi」という屋号でカフェを開く濱田典子さんが担当し、それぞれのスタイルでカフェを運営している。
池田さんは以前住んでいた福岡で手芸店やワインバルを経営していた。2013年に高千穂に移住し、今まで身近だったカフェが少ないと感じ、自分でオープンすることを決意。池田さんは「趣味でアンティークの家具や食器、小物を集めていたので、それらを使って心地よい空間を作ることができればと考えた」と話す。店づくりでまずイメージしたのは、「架空のオーナー」。海外生活が長かった60代の女性が日本に帰ってきて、高千穂に住むことにし、自分のお気に入りのインテリアで近所の人たちをもてなすというストーリーを思い描いたという。
店内で流す曲は、千葉から高千穂に移住した音楽家、平井邦幸さんに作曲を依頼した。1年目に16曲の楽曲が入ったCDを作ってもらい、2年目も同様の曲数を依頼し、来年早々に発表する予定とのこと。
メニューは月と木馬では「高千穂牛のラザニアセット」、「パスタランチセット」(いずれも、スープ、サラダ、デザート、ドリンクつき、1,500円)などを提供。自家栽培のトマト、ルッコラ、小松菜、バジル、ミントなどの野菜を使うこともあるという。matoiでは「今週のmatoiごはん」(1,620円)、「スパイスカレーセット」(1,404円)、「自家製シロップジュース」(432円)などを提供する。夜は予約制で2,500円、3,500円、4,500円のコースを用意する。
営業時間は11時30分~17時。月曜、火曜定休。