延岡市大貫町の城山ふとん店（TEL 0982-34-2252）で11月20日、絵本の読み聞かせ会が開かれる。

　同店の松田陽子さんが企画したのは「毛布にくるまり ほっこりお話し会」。松田さんは「肌寒くなるこの時期に、子どもも大人も毛布にくるまって、体だけでなく心まで温かくなるような体験ができないかと考えた。いろいろな種類の毛布を用意するので、その違いも体感してもらえればうれしい」と話す。夏にはふとんをかぶりながら聞く、「怖いお話し会」も開きたいという。

　市内で読書推進活動を行い、エッセーでの受賞歴もある野田一穂さんが、子ども向け、大人向けの絵本などを読む。野田さんは「布団にくるまってぬくぬくとお話を聞いてもらうので、『ふとんやまトンネル』『ねむれないの？ちいくまくん』『おやすみ、ぼく』など、眠りにつながる絵本を用意する予定。後半は大人の心に響くお話をメインに読む」と当日読む本について説明。「お話を耳から聞くということは、音で捉えた情景を自分の頭で映像化すること。子どもたちがぐっと話に入ってくる時、語り手である私と聞き手の子どもたちが同じ絵を見ていると感じることがある。そうした小さな奇跡を今回の聞き手と分かち合えれば」と話す。

　開催時間は19時～20時。定員15人。申し込み、問い合わせは同店まで。