宮崎・延岡のおやつの店「みさとなパイ」(延岡市大貫町、TEL 0982-32-1985)が11月1日、開店2周年を迎える。
谷英路さんと美里さん夫妻が2016年にオープン。英路さんは延岡市出身で、大阪市の室内装飾施工会社に勤務後、1998年から整体施術院を経営。和歌山県出身の美里さんは、保育園の調理師を経て2008年、大阪市で同じ店名の菓子店をオープンさせていた。
2人は英路さんの母親の介護のため、2015年に帰省。市内にあるJAの産直市場や道の駅などにお菓子を納入しながら、2016年に自宅に近い住宅地の一角に店を構えた。
英路さんによれば「地取れの旬の食材を使い、体に優しいおやつを」がモットー。英路さんは、顧客がついていた整体施術院をきっぱりと閉院して帰省。「妻はまめな性格で、お菓子づくりが大好き。料理も得意ですごくおいしい。長年苦労をかけてきた罪ほろぼし」と話し、店番や配達を担当して美里さんを全面的にバックアップする。
美里さんは「旬の素材が一番栄養価が高い。添加物は使わず、甘さも控えめにしている。お茶とお菓子でほっと一息付ける豊かな時間を提供できたらうれしい」と、3年目に向けて意欲を新たにしている。
レパートリーは和菓子から洋菓子まで。きめ細かな米粉でしっとり感を出したロールケーキ(250円)やシフォンケーキ(180円)をはじめ、アップルパイ(230円)、栗の渋皮煮を使ったマロンタルト(250円)、栗あんと渋皮煮で作るモンブラン(250円)、栗あん生かるかん(250円)、生クリームを栗あんでくるんだフルーツ大福「栗ほのか」(200円)などが並ぶ。
イートインスペースもあり、季節の野菜を使ったピザ(600円)、スムージー(350円)、コーヒー、紅茶(300円)などを提供。ショコラロールやチーズケーキもホールで注文を受け付ける。