宮崎・延岡の駅前複合施設「エンクロス」で10月24日、クラウドファンディング入門講座が開かれた。主催はみやざきスタートアップセンター(宮崎市錦町)。
同センターは、新規事業の創出から販路開拓まで一貫したサポートを行う目的で、宮崎県と宮崎商工会議所の事務局が開設した。今回の講座は、資金調達の手段としてのクラウドファンディングを広く知ってもらおうと入門者向けに開かれた。
講師はウェブサイトの制作やシステム開発を行う「カタチウム」(宮崎市)代表の東郷剛さん。クラウドファンディングの基本的な仕組みや、プロジェクトに大切な要素について実例を交えて解説した。受講者からは「クラウドファンディングというとソーシャルビジネスに使われるものというイメージが強かったが、それ以外の事業にも広く使われていることがわかった」などの感想が述べられ、意見交換もなされた。
同センターの小川誠司さんは、「宮崎県内から広く県外、日本、海外へと事業を広げるきっかけのお手伝いができたら」と話し、広く県内から相談を受け付けていることをPRした。
会場となった同施設は、2018年10月で開館して6カ月になる。今回の講座を担当した同施設の佐藤光さんは、「延岡市民のみなさんが参加したいと思うような魅力的なイベントを活動者の方々とつくっていきたい」と話す。