宮崎・日向の金ヶ浜近くに10月7日、ゲストハウス&ビーチカフェ「fuego(フエゴ)」(日向市幸脇、TEL 0982-60-1958)がオープンした。
本館1階にカフェ、2階にゲストハウス、ドミトリーだけの別館も備える同施設。
店主の北添智之さんは日向市出身。シンガポールや東京でバー、カフェ、ベーカリーなどの飲食店を経営する。北添さんは「これからの10年間で地元・宮崎でやりたいことがあるため、故郷にプラットホーム(基盤)になる場所を探していた。そんな中、長年民宿を営んでいる方から民宿継承の話をもらった」と話す。
日向灘が一望できるロケーションに魅力を感じたが、今後取り組もうとしていた事業とは違い、北添さんに宿泊施設運営の経験もなかったのでとても悩んだという。
日向市に住む北添さんの姉の宇田津実千代さんに相談し、考えた結果、きょうだいでゲストハウスを運営し、カフェを併設することを決めた。姪の橋倉良子さんも交えて準備をしてきた。
店名のfuegoは「火」を意味するスペイン語。その由来を北添さんは「火は南国・日向のさんさんと輝く太陽、宮崎の人の情熱的な人柄にも通じるイメージ。窯を使って作る料理も店の特徴なので、この店名に決めた」と話す。ロゴマークやイラストは橋倉さんの妹が手掛けた。
北添さんが住むシンガポールにちなみ、メニューは「日向鶏のシンガポールローストチキンライス」(1,200円)、「シンガポールバクテー」(ライス付き。1,000円)、「自家製窯焼きパンのサンドウィッチ」(800円)、「宮崎県産小麦粉を使用した窯焼きマルゲリータピッツァ」(1,200円)など。地元産の野菜や宮崎県産小麦粉を使い、旬の食材で作った料理を提供する。
カフェの営業時間は11時~20時。宿泊料はゲストハウス本館が4,800円~(1泊2食付き)、別館が2,100円~(素泊まり)。以上、税別。