障がい者支援施設「白浜学園」(日向市財光寺)の人たちが描いた絵のTシャツなどが、宮崎・日向の和菓子店「桃乃屋」(同市財光寺)で展示・販売されている。
同学園では「にこにこ絵画教室」と名付けられた教室で20~50代の男女8人が絵画を楽しむ。販売するのは、描かれた絵を元に宮崎県内のデザイナーがアイデアを加えたアートグッズシリーズ「Sunny be good」の第1弾商品。
絵画教室を始めたのは1999年4月。初めは果物などの現物を見て絵を描いていたが、集中できずなかなか作品を描けなかったという。学園スタッフの北野茜さんは「その後、現物ではなく写真やカラーコピーを見ながら絵を描く方法に変えると、みんな絵を描くことに集中することができ、色使いもだんだん増えていった」と話す。
今回、桃乃屋で展示・販売することになったのは、同学園の近くにある店で顔なじみで、展示スペースを借りていたため。北野さんは「今回こういった機会をいただき、とてもありがたい。今年の24時間テレビでTシャツとトートバッグが紹介された後、家族をはじめ周りからすごいねと称賛の声があり、絵を描いているメンバーたちも新たな気持ちで絵画制作に臨んでいる。商品を見ると、とてもうれしがっていた。いろんな方に見ていただきたい」と笑顔を見せる。
トートバッグは8種、各2,700円、Tシャツは3種、各3,132円。
営業時間は9時~19時(最終日のみ、15時まで)。10月31日まで。問い合わせは第二白浜学園(TEL 0982-54-1155)まで。