日向・平岩で4月29日、サバイバルゲームフィールドが開設された。
東九州自動車道に隣接する山の麓に設けられた「日向市サバイバルゲームフィールド喜三郎」。元は竹林だった約4000坪の土地を活用し、地元のサバイバルゲーム愛好家たちが「大人の遊び場」を作ろうと決意。延岡市北方の山師に依頼して竹を伐採した。その後、約半年かけて愛好家や有志が集まり、自分たちの手で整備し、バリケードなどを設置した。手前には東九州自動車道、その下には日向工業高校が見下ろせ、日向灘も望める。
同フィールドのオーナーは日向市の76歳女性、さちえさん。「規制が厳しくなった昨今、サバゲーを楽しむ場所が少なくなっている。エアガンを持っているが遊ぶ場所がない人、サバゲーに興味があるがやったことがない人など、ぜひうちの施設に来てほしい。大人たちの遊び場として提供し、日向市が盛り上がってくれたらうれしい」と話す。一日最大25人が参加した日もあったという。
フィールド名は、さちえさんの父・喜三郎が満州事変で生き延びたことに由来する。
オープン前日の4月28日には、同チームの公式ツイッターでさちえさんの誕生日発表と「さちえから一言『戦って死ね!』以上です」などと書かれた投稿が話題となった。1日でリツイート3.3万超のリツイート、6.1万超のいいねが付き、盛り上がりを見せた。
利用は完全予約制。予約はLINEの「日向市サバゲ情報交換」グループへの参加が条件。参加費は、全日=2,000円(昼食付)、半日=1,000円。レンタルは銃1,000円(電動の場合バッテリー含む、弾代別)、ゴーグル、シューティンググラス各200円(試射、ゲーム参加の場合ともに必ず装着)。試射のみの利用もできる。