延岡の中心市街にある商店街で6月16日、商店主らが講師を務める少人数制講座イベント「延岡まちゼミ」が、始まる。

22店が29講座を開く延岡「まちゼミ」

　同ゼミは店主や従業員がプロならではの知識や趣味を生かし、自分の店で講座を開く商店街活性化事業。1カ月にわたり、「たべる」「つくる」「まなぶ」「きれい」「健康」の5ジャンルで22店が29講座を3～6回ずつ、延べ111回開く。

　「まちゼミ」は、店の存在、特徴、店主の人となりを知ってもらいながら、客との信頼関係を築くことが目的。延岡市では2016年9月から行っており、今年で4回目となる。

　講座は「自分で作ろうマイ座布団」「男の薄毛をカッコよく見せる方法」「酒は生涯の友か？　敵か？」「あ！！　美味い！！　防災非常食ディナー」「育毛を食べる！？」など。

　今回は初めて、延岡市商店会連合会加盟店以外の7店が参画する。実行委員長の吉田貴章さんは「商店街の活性化を目的にスタートした試みで、回を重ねるごとにリピーターも増え、『売り上げにつながった』など効果が着実に表れている。今回は新しい風の参入で、連合会のメンバーも負けられない気持ちになるだろう。互いに切磋琢磨して相乗効果を発揮できれば。当面は35講座、将来的には50講座ぐらいできるように発展させたい」と意気込む。

　受講料は原則無料（一部材料費が必要な講座あり）。受講は6月9日から講座実施店で受け付ける。問い合わせは、延岡市商店会連合会事務局（TEL 0982‐33‐4945）まで。7月16日まで。