日向・富高の「kakure cafe NICO」(TEL 0982-54-8466)で5月12日、二ツ目の落語家・三遊亭天歌さんの落語会が開催される。
宮崎市瓜生野出身の天歌さんは、日向学院中学・高校を経て、明治学院大学法学部へ進学。在学時に落語研究会に所属し、2009年12月に三遊亭歌之介師匠に入門。2014年11月、二ツ目に昇進し「天歌」に改名した。
故郷・宮崎に落語を広めようと月に1度は帰郷する天歌さんは、毎回東京からゲストを呼び宮崎巡業を行っている。2016年7月には日向市で毎年開かれる「こども落語全国大会」の審査員にも就任した。
今回、会場に選んだ「kakure cafe NICO」はキッズルームを備える、子育て中の女性たちの憩いの場。「ママ友同士、皆で笑い合ってもらえたら」(天歌さん)との思いで企画した。
「落語は聞き手の想像力に頼ることが多いもろい芸。聞く方の気分や会場の雰囲気に大きく左右される。そういう意味で小さいお子さん同伴だと正直やりづらいが、あえてそのような会場で落語の魅力を伝える努力をしたいと思った」と天歌さん。「ママたちとお子さんの両方を笑わせられるかどうか、自分にとってもチャレンジ。落語の裾野を広げるきっかけになれば」とも。
ゲストは自身の体験を落語形式で語るドキュメンタリー落語を披露する三遊亭はらしょうさん。
12時45分開場、13時開演、14時30分終演。料金は、大人=事前予約2,000円(2人以上の場合は1,500円)、当日2,500円、小中高生=同500円、同1,000円。予約の申し込みは日向市産業支援センター「ひむか-Biz」(TEL 0982-66-6690)で受け付ける。