日向の幸福神社(日向市本町)がオリジナルの婚姻届を作製し、4月15日の例祭でお披露目会を行う。
江戸時代の1776年に創建され、242年の歴史を誇る同神社。病に倒れた父、石川聖規さんに代わり、看護師だった娘の純礼(すみれ)さんが昨年戻り、引き継いだ。境内に樹齢百数十年の「夫婦楠(めおとぐす)」があり、日向市役所にも近いことから、同社を盛り立てるためにオリジナルの婚姻届を考案した。地元のデザイン事務所「マウンテンバレー」の伊森参議さんに相談・依頼し、同社・夫婦楠・同市の新庁舎のイラストを配したもの、朱印を押せるスペースのあるものなど、4種の婚姻届を完成させた。「めおと福ろう」「青い鳥と日向市庁舎」「御朱印風 鶴と亀」「御朱印用 鶴と亀」の4タイプ。
純礼さんは「オリジナルの婚姻届を活用してもらうことで、1組でも多くのカップルの末永い幸せを祈りたい。戸籍法にのっとった書式で作っているので、どこの自治体にも提出できる。婚姻届のコピーに朱印を押したり、写真を貼ったりして、手元に残してもらえれば」と話す。
お披露目会は13時から。オリジナル婚姻届の使い方を、十屋幸平日向市長同席のもと、神主から説明する。