日向市出身の歌人・若山牧水をしのび、理解を深めるイベント「あくがれを愛する会」が3月19日、開催される。
今年で没後90年となる牧水は、同市東郷町坪谷の医師の息子として生まれ、少年期を同地で過ごした。
同会では宮崎市出身で牧水研究の第一人者である歌人・伊藤一彦さんを講師に招き、「牧水に対する新しい見方」をテーマに話をしてもらう。
「あくがれ」とは牧水の有名な歌「けふもまた こころの鉦を 打ち鳴らし 打ち鳴らしつつ あくがれて行く」でも使われた言葉で、「いるところを離れてふらふらさまようこと」「思い焦がれること」の意。旅好きで酒好きだった牧水にちなみ、この言葉を社名に採用した日向市唯一の酒蔵「あくがれ蒸留所」(日向市東郷町、TEL 0982-68-3550)が協賛し、焼酎が振る舞われる。
開催時間は18時~20時30分。場所はホテルベルフォート日向(日向市上町)。参加費は食事代、お土産付きで4,000円。申し込みはあくがれ蒸留所まで。