日向の宮崎県立富島高校野球部が1月26日、3月に行われる「第90回記念選抜高校野球大会（センバツ）」の出場校に選ばれた。同校の10２年の歴史の中で初めてのこと。

富島のエース、黒木将胤投手

　昨年10月に開かれた九州地区高等学校野球大会で、同校は創成館（長崎）に続き、準優勝となり、センバツ出場が濃厚とされていた。今回、同大会で4強となった延岡市の延岡学園と共に、初めて宮崎県北地域の高校が2校同時出場することになる。

　同校卒業生で歌手の小田矢かなさんは「富高の長い歴史の中で初の快挙に、とてもわくわくする。卒業生の会『富友会』のメンバーと共に全力で応援したい。甲子園の地で怒涛の快進撃を見せてほしい」とエールを送る。

　3月16日、36の出場校による組み合わせ抽選会が行われる。大会は3月23日から13日間の日程を予定する。