宮崎県美郷町渡川地区の渡川中区公民館で1月14日、地域活性化イベント「どがわ里山学校」が開催された。
昨年から続く同講座。2回目となる今回は、宮崎県五ヶ瀬町出身で東京在住のフードディレクター・寺本りえ子さんを講師に招き、「地域の笑顔を作る食」をテーマで約25人が参加した。
高齢者の見回り活動から始まった同地区の婦人グループ「渡川マンマ」のメンバーも参加。地元の山師・今西猛さんが作った干しシイタケを使い、寺本さんと共にシイタケパウダーを試作した。商品化に向け原価計算やパッケージデザインを思案する姿は真剣そのものだった。
後半は、発酵食品の専門家でもある寺本さんによる「ぬか漬け」作りのワークショップを行った。日本に古くから伝わる発酵食品の良さを説き、腸内環境を整え、野菜を手軽にたくさん取るために、ぬか漬けを作ることを呼び掛けた。キュウリやニンジンだけでなく、パプリカ、ズッキーニ、カリフラワー、干しシイタケ、ゆで卵、ゆでたジャガイモなど約15種のぬか漬けの試食も行った。
同イベントの最終回は2月18日開催予定。福岡県糸島に移住した猟師でライターの畠山千春さんが「暮らしをつくる」をテーマに講演などを行う。現在、参加者を募集している。