日向・中町にメキシコ料理店「LAS CALAVERAS(ラス・カラベラス)」(TEL 090-8405-2206)が12月15日、開店した。
メキシコ出身のカメラマン・スアレス・ラウルさんが「まだあまり知られていない、本場のメキシコ料理を多くの人に食べてほしい」と妻の美穂さんと始めた同店。
店内には、ガイコツや花などをモチーフにしたメキシコの切り絵「パペルピカド」や、メキシカンプロレス「ルチャリブレ」に使われるマスクを飾り、本場の雰囲気を演出する。店名は「ガイコツ」を意味するスペイン語。ラウルさんによれば、メキシコではガイコツや死を恐ろしいものとはとらえず、11月には「死者の日」としてガイコツ祭りが盛大に行われるという。
美穂さんは「夫が故郷の味を恋しがっているのではと思い、独学でメキシコ料理作りを始めた。満足してくれているようだったが、食べ慣れたからかもしれないと思い、自信がなかった。そのため店を始めるに当たってメキシコに行き、彼の母や家族に料理を食べてもらった。『おいしい』と言ってもらえてうれしかった」と振り返る。「スアレス家秘伝のレシピも教えてもらった」とも。
トウモロコシのトルティージャを使った「トスターダ」(2枚入り、800円)は、「牛肉のマリネ」「メキシカンスパイスチキン」など4種から、「タコス」(とうもろこし、小麦粉のトルティージャ、各800円)は7種の具から選べる。ひき肉と野菜のスパイス煮込み「ピカディージョ」(1,000円)は店主一家の秘伝の味という。「TECATE(テカテ)」「SOL(ソル)」(各650円)などのメキシコビールもそろえる。ランチタイムはセットメニュー(1,200円~)を用意する。
営業時間は11時~24時。火曜定休。車は店の前のほか、正念寺保育園の駐車場を利用できる。