日向市上町の「ひむまるハウス」で11月24日、大学生が企画した高校生向けの対話イベントが開かれた。
イベントを企画した、宮崎市出身で現在、福岡県立大学4年の谷口真世さんは社会学を学び、NPO法人「カタリバ」で高校生のキャリア学習プログラム「カタリ場」に参加する。
今回出席したのは、宮崎県立富島高校の生徒と日向在住の社会人、各10人。不動産、福祉、看護、神社、マスコミ、行政などさまざまな業種の人が集まり、高校生とペアを組んで1時間話し合った。高校生が将来への夢や不安などを口にし、それに対して社会人が経験を踏まえて質問やアドバイスをした。
谷口さんは企画した理由を「母が美容院を営んでいて、自分が高校生の時に、お客さんから言われた一言に救われた経験がある。進路に悩む高校時代に、親や学校の先生といった近い大人ではなく、『斜めの関係』である社会人と話すことが、自分自身を見つめ直すきっかけになるのではないかと考えた」と話し、「今日は高校生が素直にたくさん話してくれたので、非常に盛り上がり、いい会になったと思う」と振り返る。
今後は宮崎市内や谷口さんの母校である宮崎西高校で、同様のイベントを開きたいという。