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日向・塩見で「古民家再生」討論イベント 埋もれた資産の活用法模索

登壇した「古民家再生協会宮崎」の坂口孝生さん

登壇した「古民家再生協会宮崎」の坂口孝生さん

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 日向市塩見の古民家で8月25日、日向市産業支援センター「ひむか-Biz」(富高)がプレミアムフライデーのイベントを行った。

イベント会場となった築120年の古民家

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 第6回となる「ひむか-Bizの日」のイベント。今回は一級建築士で古民家動的耐震診断士でもある「古民家再生協会宮崎」代表理事の坂口孝生さんが登壇した。

 会場は坂口さんが所有する築120年の古民家。屋根の構造や壁の素材などを説明しながら、伝統工法と新建材を使った在来工法の違いを示した。実際に兵庫県の限界集落が成功させた古民家再生の事例も解説した。

 坂口さんは「古民家は日向の市街地にもたくさん残っているが、なかなか目につかない。古民家には冬は寒く、現代のライフスタイルに合わないというデメリットはあるが、夏は涼しく、先人の知恵が詰め込まれていて、その技術の高さに驚く。古民家を一つでも多く残していきたい」と話す。

 後半は土地家屋調査士、リノベーションを専門にする建築家などを交えて、空き家問題に関するディスカッションを行った。

 古民家に興味があり、東京からイベントに参加した女性は「改めて古民家のすばらしさがわかった。夢であった古民家の暮らしを実現したいと思う」と笑顔を見せる。

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