宮崎県内のサウナを盛り上げようと「サウナの日」の3月7日、一般社団法人「宮崎ひなたサウナ協会」(日向市日知屋)が設立された。
代表理事に就任したのは25歳の矢北嘉杜さん。20歳の時に自転車での日本一周に挑戦し、その旅の途中に立ち寄った初のサウナで、その魅力のとりこになった。地元・日向に戻り、テントサウナで体験イベントを実施するなど活動してきた。
協会では公式サイトで情報発信するほか、会員になったサウナや温浴施設事業者に協力してもらい、イベントを行ったり、愛好者向けのツアーを企画したりする。設立の理由について、矢北さんは「宮崎県には常設のほか、希望者向けにテントサウナを設置するところなど約100の場所でサウナが体験できる。自分の住んでいる地域のサウナのことは知っていても、宮崎県は広く、愛好家が県内を回るような楽しみ方ができていないと思っていた。サウナ前後に味わいたいグルメや、海や山、川の景色など、サウナ起点で地方の魅力を知ってもらえたら」と話す。
現在の会員は、宮崎第一ホテル(宮崎市)のサウナMIYAZAKI、青井岳温泉(都城市)、風サウナ(延岡市)、Well-Being Sauna(ウェルビーイングサウナ)(新富町)、茶臼原ひみつのサウナ(西都市)の5つの事業者。矢北さんは「サウナの日にちなみ、これから仲間になってくれる先着15の施設は本年度の年会費をもらわず、会員になってもらう」と話す。