日向市塩見地区の魅力を歩いて発見する「塩見ウォーク」が3月3日に開催される。主催は塩見まちづくり協議会。
毎年講師を招き、地域にある建物や地区名の由来などを聞きながら、まち歩きを楽しむ同イベントは今年で11回目。今回は「権現原の地名さんぽ~物語とご利益を求めて~」をテーマに、同市の浄水場配水池をはじめ、同協議会が栽培管理を行うブルーベリー畑、権現原地蔵尊、ひょうたん池などを歩いて巡る。全行程は約5キロ。
講師はNPO法人「かごしま探検の会」理事の東川隆太郎さん。東川さんは、地域資源に関心を持ち、鹿児島県を中心に九州各地で観光ボランティアガイドの育成などにも携わる。
同協議会の松木親則会長は「地元の人でも知らない歴史を知ることができる機会。権現原には『乳母神(うばがみ)』という字名がある。東川さんに由来などを解説してもらい、塩見の歴史に触れてもらいながら塩見の魅力が伝えられたら。日向市の水がめである浄水場配水池が見られるのも貴重な機会」と話す。
同市地域コミュニティ課の富井麻奈美さんは「当日歩くコースを事前に歩いてみた。探検しているような気持ちになり、塩見のことをより深く知ることができるコースになっている。春の訪れを感じる花々も見られるので、ぜひ参加してほしい」とも。
当日は、参加者に参加賞を用意するほか、協議会員や地元の高校生ボランティアが手打ちしたそばの振る舞い、地区内で栽培された農産物の販売、抽選会なども行う。
開催時間は9時30分~(9時受付開始、13時終了予定)。集合場所は日向市農村交流館(塩見、TEL 0982-53-6857)。参加費は、一般=300円、高校生以下無料。雨天中止。