「亀の子いちご園」(日向市塩見、TEL 090-3739-1574)で2月10日、イチゴ狩りの今季営業が始まる。
園主の原田昭男さんは2015(平成27)年、経営していた保険代理店を後進に譲り、未経験ながら農業の世界に踏み出した。新規就農者などが学ぶ「宮崎農業実践塾」(高鍋町)に1年間通い、その後独立。現在はイチゴを生産している。
原田さんは「代理店時代に中越地震や東日本大震災など災害が起こった地域に行って『自己完結型ボランティア』として活動したり、バックパックに鉛筆をたくさん詰め込んで、中南米、東南アジアなどの国々に行き、支援をしたりしてきた。その時に、食べ物が豊富であることのありがたみが分かった。定年前に今までの仕事をやめ、農業にチャレンジしようと始めた」と振り返る。「晴耕雨読などというが、休む暇などない。9年目になったが、今でも勉強しっぱなし。実際にやってみるのは思った以上に大変だったが、スタッフに支えられてなんとかやってこられた」とも。
イチゴ狩りは事前予約制。料金は、2月・3月=大人2,000円、子ども(小学生以上)1,800円、3歳以上の未就学児1,500円、4月=大人1,800円、子ども1,600円、未就学児1,400円、5月=大人1,600円、子ども1,400円、未就学児1,200円。3歳未満は通年無料。営業時間は土曜・日曜・祝日=9時~15時。イチゴ直売(予約制)は月曜休業。