日向・塩見まちづくり協議会が「403(しおみ)カレンダー」を現在、販売している。
地域おこしの一環で4年前から毎年発行する。見開きでB2サイズのカレンダーは、今年7月に制作を開始。写真は地元の人や小学校に協力を仰ぎ、四季折々の行事やボランティア活動のほか、1971(昭和46)年に撮影された塩見小学校の入学記念写真などを掲載する、同協議会会長の松木親則さんによると「あまり話さなくなった塩見の方言も残していきたい」と地元の高齢者に尋ね、「困った時はよろしく」を意味する「何の時は何で」や、「おなかがすいた」を意味する「ひだりー」など昨年から同地区の方言と、その解説も載せる。
松木さんは「地元の人だけでなく県外に住む塩見地区の出身者がカレンダーを通して、懐かしい景色が見られてとてもうれしいと言っていた。塩見は日常生活の中で何か困ったことがあった時に近所の人が『どげんかしちゃるわー』と助けてくれる土地柄。今ではある程度の年齢でないと分からない方言などを通して、地元の魅力を伝えていけたら」と話す。カレンダーの在庫は残り少なくなっているという。
価格は500円。日向市農村交流館(日向市塩見、TEL 0982-53-6857)で販売。