映像クリエーターを対象にした滞在型プログラムが12月16日、延岡市内で始まる。運営はケーブルテレビ局「ケーブルメディアワイワイ」(延岡市愛宕町2)。
「Connect & Create NOBEOKA」(通称・コネクリ延岡)と名付けられたプログラム。第1回となる今回はテーマを「縦型ショートムービー」とし、指導役を意味する「メンター」を映画「カメラを止めるな!」で一躍注目を浴びた上田慎一郎監督が務める。
ポートフォリオやショートムービーのアイデア、企画などを提出してもらい、宮崎県内外それぞれ5組を上限に最大10組のクリエーターを選抜。延岡市に招き、最長1カ月半の滞在中にショートムービーを制作してもらう。機材やスペースは同社が持つ動画制作スタジオ「ワイワイプレイラボ」(延岡市幸町3)を貸し出し、上田監督は企画についてアドバイスする。宮崎県外のクリエーターには、滞在支援金10万円や無償で宿泊できる場所を提供する。地元の人へのキャストの依頼などを同社がサポートする。
同社メディア局ブランド推進部の山元拓朗さんは「動画で延岡を日本だけでなく世界に発信してほしい。何がバズるかわからない時代なので、クリエーターそれぞれが持つ視点で、いろいろな延岡の魅力を探ってもらえれば。実際にまちに滞在してもらいながら、人とコネクトし(つながって)、動画をクリエートして(作って)もらえれば。コネクリには、こねくりまわしてほしいという意味もある」と話す。「現地滞在日のスケジュールなどを確認してもらい、たくさんの人の応募に期待する」とも。
制作した動画は同プログラムを記念して行われる映画祭で上映し、グランプリを決める。グランプリ作品は同テレビ局で放送すると共に追加支援金25万円を使い、ブラッシュアップする。外部映画祭への応募も認める。
募集対象は18歳以上。高校生やグループでの応募もできる。締め切りは11月13日。