オーガニックマルシェが9月3日、大貫診療所(延岡市大貫町3)で開催される。主催は「大自然をそのままに」実行委員会。
昨年7月、五ヶ瀬川水系の上流部に当たる熊本県山都町東竹原地区に最終処分場が計画されていることを知り危機感を持った延岡市など五ヶ瀬川流域の人たちが集まり、津田旨穂さん、佐藤暢晃さん、大神晋司さんが中心となり、初めて同イベントを行った。今回で3回目。
マルシェと勉強会を同時開催する。マルシェには、蜜ろうラップ、大豆と水で作った洗剤、オーガニック野菜を使った加工品の販売や、コーヒー、カレーなどの提供を行うカフェ、柔道整復師による接骨院の出張出店もある。勉強会では今回の処分場を早い段階から問題視していた山都町の栗屋克範さんなどがパネリストとして登壇し、現状の問題点を洗い出し、今後の行く末を参加者とともに考える。
実行委員会代表の津田さんは「昔の人が大事にしていて現代人が忘れてしまった自然との営みがあることを皆さんと共有できるよう、オーガニックな暮らしの提案を行っている。処分場の問題を起点に子どもたちが将来大人になった時の環境や、五ヶ瀬川流域について考えたい。マルシェではごみを出さない工夫をしている出店者と接してもらい、今までとは違った目線で物事を見てもらうきっかけになれば」と話す。
開催時間は、マルシェ=10時~17時、勉強会=11時~12時30分。