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日向のボードゲーム店が1周年 「ホルモンの田中」の中に店主の長男が開業

ボードゲーム好きが高じて開業した田中真悟さん

ボードゲーム好きが高じて開業した田中真悟さん

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 日向の精肉店内でボードゲームを販売する「すごろくやスタンド in ホルモンの田中」(日向市財光寺、TEL 0982-54-4062)が4月28日、オープンして1周年を迎える。

店内ではボードゲームの体験もできる

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 同店は創業58年の精肉店「田中精肉店」で通称「ホルモンの田中」として親しまれる。ボードゲーム店を経営するのは2代目店主の長男、田中真悟さん。田中さんは介護職に就きながら、東京都内にボードゲーム販売専門店を2店展開する「すごろくや」(東京都中野区)と契約し、日本、フランス、ドイツ、カナダなど世界各国のボードゲームを130種類以上、約1坪の売り場で取り扱う。

 田中さんは6年前から趣味でボードゲームを楽しんでいた。「正月や誕生日などで親戚が集まる機会が多く、皆で楽しめるゲームを探していた。少年漫画『放課後さいころ倶楽部(くらぶ)』を読みボードゲームに興味を持った」と話す。今も介護と店の経営を行い、母・京子さんが店を手伝う。

 京子さんは「私たちは4世代でボードゲームを楽しんでいる。ボードゲームは家族のつながりをつくってくれる」と笑顔を見せる。

 店内でボードゲームの体験もでき、肉を買いに来た人が興味を持ち、購入することもあるという。商品は小、中、大の駒の三目並べ「ゴブレットゴブラーズ」(3,080円)、曲に合うアートワークを選ぶ「ディスクカバー」(3,740円)、「タン」や「メン」などの具材カードで中華料理名を早出しで作るカードゲーム「音速飯店」(1,320円)など。

 田中さんは「お客さん一人一人に合ったボードゲームを探して提供する。ボードゲームは年代、世代に関係なく楽しめる。介護の視点で見ると、機能訓練にも活用できる。日本にいながら世界のゲームを楽しめるのもボードゲームならでは。誕生日やクリスマスなどのプレゼントにボードゲームが欲しいと子どもたちに言ってもらえるようにするのが目標」と話す。

 営業時間は11時~18時。日曜定休。

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