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日向の細島港にクルーズ船「ノーティカ」初寄港 外国船籍は3年半ぶり

日向市の伝統芸能の一つ「日向ひょっとこ踊り」が披露された

日向市の伝統芸能の一つ「日向ひょっとこ踊り」が披露された

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 クルーズ客船「ノーティカ」が3月30日、日向の細島工業港1号・2号岸壁に初寄港した。

初寄港したクルーズ船「ノーティカ」

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 全長181メートル、全幅25メートル、総トン数3万277トンのマーシャル諸島船籍。国内外の乗客587人を乗せ、3月23日に東京を出発した。京都、韓国、広島などを7日間で回り、30日午前に同港へ入港した。外国船籍の船が同港に寄港するのは3年半ぶり。

 同港では、日向市特産のかんきつ類「へべす」の果汁、ひょっとこの面、オイルちりめんなど市の特産品や土産物を販売した。

 オプショナルツアーとして、国指定の古民家が立ち並ぶ美々津町の街並みや大御神社(日向市日知屋)、神話の舞台として知られる高千穂町、青島神社や鬼の洗濯板などで知られる宮崎市青島の3コースに出かける人もいた。

 市内在住で全国通訳案内士の資格を持つ黒木志保さんが市内コースの案内を担当した。黒木さんは「ここ日向市で生まれた者として、国内外の人たちに地元の魅力を案内できてうれしい。観光する時間が足りなくなるほど、皆さん、街並みを気に入っていた。次回寄港した際も日向をはじめ、県内の観光地を回る予定。トロピカルな雰囲気の宮崎をいいところだなと思っていただけるよう案内したい」と笑顔を見せた。

 出港前には市の伝統芸能の一つ「日向ひょっとこ踊り」や和太鼓チーム「日向十五夜太鼓」のパフォーマンスが行われた。同船は同日20時に出港し、高知などを回り、4月2日に東京へ帰港する予定。同船は4月9日、19日にも同港への寄港を予定。係留時間は10時~20時。

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