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日向産カモミールを使った「カモミールジン」 県内のイオンほか海外でも販売

(左から)日向のへべす消費拡大プロジェクト会議の黒木和之会長、十屋幸平日向市長、マスターソムリエの高野さん、東郷まちづくり協議会の鈴野会長

(左から)日向のへべす消費拡大プロジェクト会議の黒木和之会長、十屋幸平日向市長、マスターソムリエの高野さん、東郷まちづくり協議会の鈴野会長

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 日向市東郷町産のカモミールを使った「Camomile GIN(カモミールジン)」の販売が11月21日、始まった。

今年2年目の販売となる「カモミールジン」

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 中山間地域の活性化を目指し産学官民連携事業「薬草の里づくり」を推進する同市。熊本大学薬学部と連携し、東郷まちづくり協議会がカモミールなどの栽培を行う。

 2年目の販売となる今年は、イオン日向店、イオン宮崎店、イオン多々良店、イオン延岡店、マックスバリュ南延岡店、マックスバリュ岡富店の6店舗で約800本を限定販売する。同商品は今年5月に東郷町内にある約10アールの畑で農薬や化学肥料を使わず栽培したカモミールを収穫し、乾燥させた約5キロのカモミールを使った。

 昨年に引き続き、マスターソムリエの高野豊さんが監修し、クラフトジン作りに実績のある羽田ブルワリー(東京都大田区)が製造した。23日には高野さんがイオン日向店で直接客に販売した。高野さんは「今年はジン用としてカモミールを収穫していただき、昨年のカモミールよりはるかに香りが高く、まろやかなジンが完成した。カモミールの深い香りが感じられ、ハーブ系ジンとしては注目すべき最高の品質に仕上がった」と話す。

 今後についても、「認証制度を設け、ブランド力を高めたい。今年12月オープン予定のカンボジアのイオンモールに私のコーナーを常設することとなり、カモミールジンも並べる。海外に商品が並ぶことで生産者の意欲が向上につながれば。小学校でもカモミールの栽培活動を行っていると聞き、今後も地域貢献活動をしていきたい」とも。同商品だけでなく、日向市特産のかんきつ類「へべす」の「へべすジン」もカンボジアに渡るという。

 東郷まちづくり協議会の鈴野淺夫会長は「手摘みで収穫する際にカモミールの茎、つぼみが混入しないように努めたため、例年になく品質の高いカモミールジンができた。カモミールジンが世界へ進出すると知り、とてもうれしい」と笑顔を見せる。

 価格は、500ミリリットル=3,575円(イオン日向店、イオン宮崎店のみで販売)、180ミリリットル=1,738円。アルコール度数は40度。

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