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延岡でSDGs映画の上映会 トークとワークショップで社会課題を自分事に

(左から)実行委員会代表の山中はるなさん、第1回ゲストの新名和子さん

(左から)実行委員会代表の山中はるなさん、第1回ゲストの新名和子さん

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 紛争・難民問題を扱ったドキュメンタリー映画「アレッポ最後の男たち」の上映会が9月17日、延岡のイベントスペース「waiwai PLAY LAB(ワイワイプレイラボ)」(延岡市幸町3)で開催される。

実行委員会メンバーと第1回ゲストの新名さん(右から2番目)

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 シリアのアレッポで、街ががれきと化す中、一人でも多くの命を救うため決死の救助活動を行うボランティア組織「ホワイト・ヘルメット」に迫る同作品。第90回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。

 主催するのは、宮崎ソーシャルシネマプロジェクト実行委員会(富美山町、TEL 090-8878-1933)。宮崎県北で社会課題を取り扱った映画を上映し、市民で語り合うことにより新たな学びや交流の場を作ろうと、2021年7月に設立した。本年度の延岡市市民まちづくり活動支援事業の補助を受け、来年1月まで3回にわたってイベントを開催する。

 映画上映後のトークセッションには、戦争体験の語り部として活動する新名和子さんと、人権と平和を守る若者グループ「HuRP(ハープ)」の高校生4人がゲストとして登壇する。参加者同士で意見を交わす時間も設ける。

 代表の山中はるなさんは「SDGsにひも付く3つの社会課題について、見て、聞いて、意見を交わす参加型イベントとした。映画を鑑賞することで世界の現状を知り、さらに地元で活動する人の話を聞き、参加者同士で感想を共有することで、社会課題を自分事として受け止めてもらう機会になれば。ドキュメンタリー映画の優れた作品として楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 第2回(11月26日)はフードロス問題を扱った「もったいないキッチン」、第3回(来年1月21日)はジェンダー問題を扱った「ソニータ」の上映を、それぞれ予定する。

 開催時間は14時~17時。参加費は、一般=1,000円、学生=500円。エンドロールに名前を掲載する「イベント応援寄付つきチケット」(3,000円)も販売する。定員40人。

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