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宮崎・美々津の古民家カフェ&雑貨店「民」が19周年 8歳の看板娘も人気

雑貨&カフェ「民」店主の内藤直美さんと娘の璃子さん

雑貨&カフェ「民」店主の内藤直美さんと娘の璃子さん

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 古民家カフェ&雑貨店「民(みん)」(日向市美々津町、TEL 0982-58-0425)が8月8日、オープン19周年を迎えた。

璃子さん自慢のセレクトスペース

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 江戸時代からの古い町並みが残る伝統的建造物群保存地区の美々津町立縫地区にある同店。建物は築約100年以上の2階建て民家で、店内では綿、麻など自然素材を使った服や陶器、アクセサリーなど約500点以上の作品を展示・販売する。「さまざまな伝統的工芸品が好きだった」という内藤直美さんが7年間の教員生活をやめ、出店した。

 内藤さんの長女で小学3年の璃子さんがセレクトした、ハンカチや布小物、陶器などの雑貨を展示するコーナー「Rico’s Select Space」は2021年2月に始めた。内藤さんは「娘が店の手伝いをよくしてくれるようになったため、展示スペースを作ろうと思った。お客さんが『どっちの商品が似合う』と娘に尋ねることも多い。娘は『こっちが似合う』とすぐに反応し受け答えしている。娘に会いに来てくれるお客さんもいる。うちの看板娘」と笑顔を見せる。「19年間、病気をしたり結婚したりと人生の変化があった。オープン当時からの付き合いがある作家さんもいて、作家さん自身も人生の変化があり作品も変化している。来年の20周年も、いろいろな変化を楽しみながら無事に迎えられたら」とも。

 璃子さんは「店には草履、ハンカチ、食器などいろいろな作品があってワクワクする。自分で藍染めをして作ったガーゼハンカチを販売したこともある。今度はリンゴの汁や葉っぱの汁を使ってハンカチを作りたい」と話す。

 店内にはカフェスペースもあり、現在期間限定メニューとして、コーヒー、抹茶、ほうじ茶、いちごの「カキ氷」(各440円)、「抹茶白玉の冷やしぜんざいセット」(880円)、日向市特産のかんきつ類へべすをトッピングしたベトナム料理「フォー」を(以上、880円)をそろえる。

 月替わりで陶芸やアクセサリーなどさまざまな作家の作品展示や販売も行う。8月は宮崎市出身の陶芸作家・山田俊吾さんの作品展「夏の風」を開催している。山田さんは「水の流れや風の流れなど自然の中で感じたことを思いながら作品を制作した。サラダボールなどのわん物は新作」と話す。

 営業時間は10時~18時。火曜定休。

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