延岡市総合文化センター内のカフェ「cafe SORA(カフェソラ)」(延岡市東浜砂町、TEL 090-7240-5649)が6月5日、リニューアルオープンした。
同店は、障がい者支援施設「やわらぎの里」(延岡市大武町)が運営する就労継続支援B型事業所。新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年11月から休業していた。
店長の松本憲征さんは「やわらぎの里の施設長が、障がいのある方が社会に出て働く場を作ることを大事にしており、コロナ禍ではあるがリニューアルに踏み切った。以前は30あった席を16席に減らし、お客さんにもスタッフにも安心して心地よく過ごしてもらえる場を目指している。室内で食事を取るのが不安な人は屋外でも過ごせる。外の芝生で子どもを遊ばせながら過ごしてもらうこともできるので、気軽に利用してもらえたら」と呼びかける。
松本さんは「就労継続支援の仕事をすることで、自分自身が何のために働いているか、利用者さんが何のために働いているか、本人の意思に反して働かされていないかを考えるようになった。いつも利用者さん主体であることを忘れずに、利用者さんの思いを都度聞いて運営していきたい」と話す。
同施設利用者で、「カフェソラ」のホールスタッフをオープン時の2013(平成25)年から務める佐藤弘典さんは「コロナ禍で営業が休止してショックで不安もあった。リニューアルオープンして2週間がたち、楽しい日々を過ごしている」と話す。
メニューは、カフェランチ(1,000円)、10食限定で国産牛を使ったローストビーフ丼(1,200円)、オープン時からの味を引き継いだカフェカレー、ハンバーガー(以上800円)、バケットサンド(600円)など。一部メニューはテイクアウトも受け付ける。
営業時間は11時30分~15時。火曜・水曜定休。