日向市塩見にイチゴの直売所「みやさんのいちご」(TEL 070-7586-0015)がオープンして間もなく2カ月となる。
直売所の店主はイチゴ農家で日向出身の宮原誠さん。ハウスの横に開設した。故郷が恋しくなり、脱サラで2016(平成28)年、日向に戻った。5年前に新規就農者向けの「みやざき農業実践塾」(高鍋町)に入り、初めて農業を学んだ。宮原さんは「トマト農家になることも考えたが、趣味のラグビーで親交のあった先輩が脱サラして日向でイチゴ農家を始めていたこともありイチゴを作ることに決めた」と話す。障がい者施設「白浜学園」の生徒に軽作業を手伝ってもらい、農福連携にも取り組む。
宮原さんは「就農して5年がたったが、農業の難しさを実感している。サラリーマンの時よりも精神的には楽だが、休みを取ってもハウスのことが常に気になる。これからも練乳をかけずに食べられる甘いおいしいイチゴを作りたい」と笑顔を見せる。
今年栽培しているのは「さがのほか」「紅ほっぺ」「とちほのか」「スターナイト」の4種類。直売所では各々、小サイズ=250円、大サイズ=500円で販売する。
営業時間は10時~18時。今年の営業は5月中旬まで。