「子ども未来支援プロジェクト 子どもの学びを応援! 学習支援教室」が3月19日、延岡市惣領町公民館(延岡市惣領町)で開かれた。主催は延岡東ロータリークラブ(卸本町)。
開催は、同クラブが毎年行っている人道支援プログラムの一環。同クラブがコロナ禍で子どもたちのために何かしたいと、延岡のNPO法人「自立生活支援延岡ほほえみの会」(惣領町、TEL 0982-20-3666)に協力を依頼し実現した。
当日は未就学児から中学生まで17人が参加。ボランティアスタッフが宿題の手伝いや学習の補助を行ったほか、未就学児は紙芝居や絵本を楽しんだ。学用品や日用品、食料品も無料配布した。
同NPO理事長の塩月雅代さんは「ほほえみの会で『シェルター支援』を行うなかで、家庭内暴力(DV)などさまざまな理由で支援を必要としている人と出会った。それを通し、子どもたちを支援することの必要性を感じた。家庭内の問題は保護者だけを支援しても終わらず、保護者の支援と子どもたちの支援はつながっていると思った」と話す。
塩月さんは「以前から学習支援を継続して行っている九州保健福祉大学(吉野町)や日向市社会福祉協議会(日向市富高)に相談し、『一緒に過ごす支援』をと企画した。さまざまな子どもたちが参加してくれ、中にはコロナ禍で休校になったことで学習に遅れが生じ、勉強に大変さを感じている児童・生徒もいた。学習支援の必要性を感じた」と話す。
4月2日=延岡市社会福祉協議会(延岡市三ツ瀬町1)、同16日=延岡市富美山地区コミュニティセンター(延岡市富美山町)でも開催を予定する。開催時間は13時~16時。対象は3歳以上の未就学児、小中学生。定員20人。参加無料。問い合わせは同NPOまで。