宮崎県立高千穂高校に7月6日、ICTを活用したまちづくり拠点「T-LABO」(西臼杵郡高千穂町大字三田井、TEL 0982-72-3111)がオープンした。
高千穂町、五ヶ瀬町、日之影町の西臼杵3町をモチーフにした大テーブルも
図書館の2階に誕生した同拠点は、地域間連携・協働、地域活性化を目的に開設。宮崎県が行う「県立高校を核としたまち・ひと・しごと創生推進事業」の一環として、県内では飯野高校、門川高校、高千穂高校、福島高校、本庄高校の5校がモデル校に指定されている。うち高千穂高校と本庄高校には遠隔学習などのICT環境を整備する「ラボ」を備える。
利用対象は、西臼杵3町の町民や団体。施設内は高速フリーWi-Fiを備え、大型スクリーンや80インチの大型ディスプレーを設置。オンラインセミナーにも対応する。高千穂町、五ヶ瀬町、日之影町の西臼杵3町をモチーフにした大テーブル3台、PCやタブレット機器も備える。
高千穂高校の後藤道洋事務長は「高千穂高校が西臼杵内外の団体や人をつなぐ役割を担い、活力ある地域づくりを実現できれば。西臼杵郡は世界農業遺産として誇れる地域。世界農業遺産に絡めた活動など、当校ならではの経験や学習により生徒のグローカルな視点を育成したい。地域の方々にもT-LABOを広く知ってもらい活用してほしい」と話す。後藤さんによると、施設名の「T」は、高千穂の頭文字のほか、Trinity(トリニティー=3つ組)、Try(トライ=挑戦)、Treasure(トレジャー=宝物)、Teenager(ティーンエージャー=10代)などの意味を込めたという。
利用時間は、平日=13時~20時、土曜、日曜、祝日=13時~17時。月曜定休。利用無料。利用申し込みに必要な申請書は高千穂高校ホームページでダウンロード配布している。