
メダカのブリーダーが出店する「ZEROCK MEDAKA FESTIVAL」が10月5日、宮崎・門川の門川町総合文化会館(東臼杵郡門川町南町6)の駐車場で開催される。
主催は自身も「幸祥(こうしょう)めだか」の屋号でメダカを飼育する小野原正樹さん。6年前に隣人からメダカをもらったことがきっかけでメダカ飼育に夢中に。「オリジナルのメダカを作ってみたい」という思いで、専用のビニールハウスを建て、仕事として飼育に乗り出した。現在、110種のメダカを育てる。「日向の会社に勤めていたが、清算することになり、転籍か退社かを決めるタイミングが来た。メダカで勝負してみたいとも思ったが、2カ月悩んで転籍する道を選ぼうとしたところ、妻から『一回勝負しない?(=勝負してみたら)』と背中を押された。今は好きなことをしているので全くつらいことはない。メダカのほかに、イベンターや音響、イカ釣り、食品の商品開発などいろいろな仕事をしている」と話す。「宮崎県北でメダカの大規模なイベントは行われたことがなく、メダカを広く知ってもらい、メダカに興味がない人でも楽しめる機会を作りたいと思い、メダカフェスを企画した」という。
メダカについて、小野原さんは「日本では古くからニシキゴイや金魚が品種改良され、世界に誇る観賞魚になったが、今熱いのはメダカ。横から見た方が良いメダカと、上から見た方が良いメダカがいる。ヒレの長いもの、目が光るもの、体形の違い、色の違いなど、それぞれに特徴があるので、さまざまな表現を見てもらえたら」と話す。世界には登録されているだけでも900種のメダカがいるという。
当日は、宮崎のブリーダーをはじめ、大阪、鹿児島、熊本などから28店舗が出店する。日本メダカ協会(広島県廿日市市)が主催する年に2度の全国大会「日本メダカ品評会」で昨年、春季・秋季と初の連覇を遂げた「ヒトミダめだか」(大分市)や、ネット上のライブオークションで知られる「華めだか大阪」(大阪市)も出店。小野原さんの店では、メダカのペアを3,000円~1万円で販売するという。併せて、唐揚げ、ラーメン、プリン、ジャークチキン、レモネードなど17のキッチンカーも出店する。
開催時間は10時~15時。入場無料。小雨決行、荒天中止。