見る・遊ぶ 学ぶ・知る

延岡で「ミャンマーを忘れない」写真展 大地震の写真も、相互理解の一助に

企画した富山隆志さん。計34枚が展示される

企画した富山隆志さん。計34枚が展示される

  • 2

  •  

 「ミャンマーを忘れない写真展 2025」が現在、延岡市駅前複合施設「エンクロス」(延岡市幸町3、TEL 0982-20-3900)で開催されている。

ミャンマー地震直後にドローンで撮影した写真も

[広告]

 ミャンマーと延岡市は2014(平成26)年から民間交流を始め、「延岡・ミャンマー友好会」を設立。コロナ禍や2021年に起きたミャンマーでの軍事クーデターの影響での一時中断を経て、2023年にミャンマーの経営者との研修や交流事業を再開した。今年も今月24日から、若手経営者を育てる「ミャンマージャパンセンター(MJC)」で学ぶミャンマー人とスタッフの計24人が延岡市を訪れる。

 写真展は同会が主催し、メンバーの一人でMJCのスペシャルアドバイザーでもある富山隆志さんが企画した。富山さん自身がミャンマーを訪れた時に撮影した写真のほか、今年3月にミャンマー第2の都市・マンダレー近郊を震源とするマグニチュード7.7の地震直後に撮影された写真も展示する。

 富山さんは「エンクロスを訪れる人や駅を使う人などにミャンマーのことを知ってもらえればと思い企画した。ミャンマーとの交流は経済活動につながっているが、まずは人間関係から始まるもの。『ミャンマーを忘れていないよ』というメッセージを発して、相互理解、国際理解を深めていければ」と話す。「地震の写真はミャンマーの人たちが私に送ってくれたもの。被災の状況が分かるもののほか、民間での支援の様子を写したものも展示する。再建には10年も20年もかかると思うが、彼らは『愛と理念は軍を制圧して幸せな国を作る』という気持ちで、決して諦めていない」と話す。

 開館時間は8時~21時(最終日の展示は16時まで)。観覧無料。最終日の15時~16時にトークイベントを開催。ミャンマーともオンラインでつなぎ、富山さんとのトークセッションを予定する。7月6日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース