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日向のプレ金イベントに「百年企業」経営者 観光の未来など語る

事業のひとつとして観光業を営む「ミツイシ」の黒木社長

事業のひとつとして観光業を営む「ミツイシ」の黒木社長

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 日向市産業支援センター「ひむか-Biz」(日向市富高、TEL 0982‐66‐6690)が4月28日、地元の100年企業の経営者を講師に招き「プレミアムフライデー」のイベントを行った。場所はカフェ「ダンボ・デリ」(上町)。

「まるごと宮崎」を運営する河野さんも登壇

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 今年創立100周年を迎える「ミツイシ」(平岩)の社長・黒木宏二さんが観光をテーマに登壇。自社が運営する「はまぐり碁石の里」について、「経営難でやめようかと思ったが、今は観光には夢があると思っている」と話した。近年のインバウンド需要や旅行動向の変化に触れ、「モノ消費からコト消費へ、都会から地方へと流れが変わってきた。今が日向市にとっては大きなチャンス」とも。

 イベントには同市に今月17日から総務省の「地域おこし企業人交流プログラム」によって派遣されている「近畿日本ツーリスト九州」社員の梶原景博さんも参加。地域住民の一人ひとりが観光を自分のことと捉え、行政に頼らずに「自分は何ができるか」という視点でおもてなしをしていけば、日向市の観光客はもっと増えるという黒木社長の意見に賛同し、「日向市には神話やサーフィンなど多くの魅力がある」と話した。

 もう一人の講師、創業127年の「川長物産」(細島)の代表社員・河野豊さんは1996年から行うインターネット事業やECサイト「まるごと宮崎」での経験から、ECサイトを成功させる秘訣(ひけつ)を分かりやすく説明した。

 センター長の長友慎治さんは「日向に熱意があり、努力を続ける事業者がいることに勇気をもらった人も多いのでは」と話す。

 次回は5月26日に開催予定。

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