宮崎・延岡の商店街「山下銀天街」(延岡市山下町)に子どもの遊び場「ひらく」が年末オープンするのを前に、8月1日から場づくりのイベントを行う。
ひらくは「こども食堂 のべおか今山」を運営する店舗の隣に誕生する。子ども食堂の利用者で4歳の息子を持つ黒木萌さんが「子ども食堂に来た子どもたちが遊べるスペースを作りたい」と同食堂の代表・峰田知恵子さんに相談。空き店舗になっていた場所を提供してもらえることになり、実現にこぎ着けた。
黒木さんは「子ども食堂で食事をするだけでなく、子どもたちが文化的なことに触れる機会をつくれればと思い、企画した。遊び場に親しみを持ち、楽しんでもらえるよう、壁の色を塗るところから始める」と話す。参加者はアクリル絵の具とスポンジを使い、自由にデザインした絵を描くことができる。8、9月に約3回のイベントを予定し、壁を完成させる。
同イベントの講師は、デザイン会社「オノコボデザイン」(延岡市稲葉崎町)のデザイナー、原田伊久美さん。原田さんは「店舗の持ち主に『自由に描いて』と言われている。大きな壁に絵を描けるチャンスはなかなかないので、子どもと一緒に楽しみたい」と話す。
現在、イベントに使う赤、青、白、黄色のアクリル絵の具の寄付を募っている。寄付した人はイベントに参加し、子どもと一緒に壁塗り体験ができる。
8月1日はすでに参加申し込みを締め切っており、次回の開催日時は8月7日、13:30~15:00を予定。アクリル絵の具の募集期間は8月31日まで。申し込み、問い合わせは黒木さん(TEL 070-3763-8018)へ。